ヘアカラーでおこるアレルギーの原因『ジアミン』て何?
≪≪ヘアカラーの仕組み≫≫
まず、ヘアカラー(酸化染毛剤)とは「酸化染料」と「アルカリ剤」というものが1剤の中に配合されています。
それに「過酸化水素」を含む2剤と呼ばれるものを混ぜることにより、
『発色』と『ブリーチ作用』が行われ、髪の毛を様々な色に染めることができるのです。
その1剤に含まれる「酸化染料」と呼ばれる色素の中に『ジアミン』と呼ばれるものが含まれるのです。
ジアミンというのは、『パラフェニレンジアミン』や『硫酸トルエン-2.5-ジアミン』などの化学染料のことなのですが、
私たちが使用しているほとんどのヘアカラーの主成分がこの『ジアミン』です。
現在のヘアカラーにおいて無くてはならない存在です。
しかし、この『ジアミン』、
アレルギー反応を引き起こす原因であるとして劇薬に指定されています!
このジアミンはアレルギー反応を引き起こす原因になるだけでなく、酸化剤と混ぜた時にできる中間物質にも有害性があることが知られています。
アレルギーによる反応は体内の免疫が過剰反応するもので、
花粉症などと同じで長年にわたって体内に蓄積され続けたものが体内の許容量を超えたときに起こります。
その症状としては、皮膚のかぶれ、赤み、かゆみ、炎症などのほか、大量の抜け毛が発生するなどのトラブルがおこります。
アレルギー反応はいつどんなタイミングで起こるのかはわかりません。今までなんともなかった方でも突然発症してしまうものです。
最近よく耳にするオーガニックカラーにもジアミンは入っています。
今後、ノンジアミンカラー(ジアミンが入っていないカラー)も徐々にできてきます。特に白髪染めをされる方はノンジアミンカラーに変更していった方が良いでしょう。
投稿者 原 由布子
Verde Hair Garden 【ベルデヘアガーデン】
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